第6章 第三章
私は、返信し終わると同時に桃ちゃんから電話がかかってきた。
「もしもし?」
「飛鳥?大丈夫なの?今、どこ?」
桃ちゃんはずいぶん焦っている様子だった。
「大丈夫だよー」
「ほんっと心配したんだからねー!」
「ごめんごめん、、さすがに、私のせいで犬が殺されたのが、、、」
私は今いうだけでも泣きそうになった。
「姫華ちゃん、許せない。
もう、嫌いだよ、、、」
「桃ちゃん、嫌いになっちゃダメだよ」
「なんで?飛鳥をこんなに傷つけてるのに。
飛鳥は姫華ちゃんのこと嫌いにならないの?」
「嫌いにはならないよ。
・・・絶対に許さないけどね」
「飛鳥、、優しすぎだよ」
「そんなことないよ?
てか、今何時間目?」
「もうちょっとしたら五時間目が始まるよ。
飛鳥は来るの?」
「そんなにサボってたのか、、、
ちょっと制服が汚れてるから休むよ。
カバンは自分で取りに行くから」
さすがに、血で真っ赤になったまま行くのはやばいだろうと思い行くのをやめた。
「そだね。
あ、今日、バスケ部練習ないから放課後教室でまってるね」
「そうなの?
ありがとー」
私はそう言うと電話をきった。
電話をきると私は、体育館の裏に移動してすみのほうで仮眠をとろうと眠りだした。