第6章 第三章
「飛鳥SIDE」
私は、かれこれ四時間ほど泣いていたのだろうか。
泣きすぎて目が痛い。
多分充血しているだろう。
「・・・今、何時間目だろう」
私はポツリと言うと、ポケットに携帯をいれていたことを思い出し携帯を取り出した。
ちょっと前にスマホに変えた私は、やっとスマホの使い方に慣れてきたのだ。
「うわ」
私は携帯の電源をつけると驚いた。
なぜなら、メールの件数が26件も来ていたのだ。
開いて見ると、クラスの女子と他のクラスの女子からだった。
(飛鳥、大丈夫?
クラスの女子から聞いた。。。
先生には私から言っとくからちょっと休みな。
さつき)
(飛鳥ちゃん大丈夫?
私、男子と姫華ちゃんが美紅ちゃんの机の中に死体いれてたの止めれなかった、、。
ほんとごめん。
机のなかは私たちが掃除しといたから大丈夫だよ。
私たちは、飛鳥ちゃんのこと絶対に裏切らないから。
未歌)
桃ちゃんや未歌ちゃんの他にもたくさんのメールがあった。
それはどれも感動するものばかりだった。
私は、全部のメールを保護してから返信をした。
「裏切らないから」・「信じてるから」などの言葉が私を元気づけてくれた。
こうやって言ったくれる人がいる。
信じてみようかなと私は呟いた。