第6章 第三章
「黄瀬SIDE」
「青峰っちー、俺、今日サボるんで先行っててくださいッスー!」
俺は青峰っちにそう言うとカバンを持ったまま校舎の外をウロウロしていた。
最近モデルの仕事が学校終わりにはいるのであまり眠れていないのだ。
バスケはしっかりとやりたいからモデルの仕事を夜にいれてもらっている。
授業をサボると先生や赤司っちに怒られるのだが、どうしてもサボってしまうのだ。
俺はため息をつきながら歩いていたらどこからか泣き声が聞こえて来た。
聞こえてきた方へ行き、顔をばれないように覗いて見るとそこには、日比野がしゃがんで泣いていた。
うっわ、朝から嫌なやつ見てしまったッスわ、、。
なんか、もっと疲れたッス。
最悪。
てか、なんで泣いてるわけ?
泣きたいのはあんたにいじめられてる姫華っちなのに、、。
そんなにいじめらるのが嫌だったらあの時に謝ればよかったんスよ。
俺はそう、心で言うと、場所を変えようとさっきとは反対方向に歩いていき屋上に向かってあるきだした。