第5章 第二章
「飛鳥SIDE」
客って誰なんだろ?
あ、クラスの男子とか?いや、昔の不良だったりして?
いや、ないない。
昔の不良とは一年ほど前から会っていない。
とゆうか、あいつらが今の私がこんなんだとは知らないはず。それに昔荒れてたことは桃ちゃんしか知らないはずだし。
私は客が誰なのか少し唸りながら考えて校門の方へ歩いていると校門に見覚えのある人が立っていた。
「花宮くん?」
私があと少しで校門だとゆうところで足を止めた。
すると、校門に立っていた男子がこちらをむいた。
「飛鳥、おせーよ」
「いや、いろいろあってさ」
私は小さく笑いながら花宮くんの横に立った。
「そのぐらいお前の体見ればわかる」
「キャー花宮くんのへんたーい」
私は笑を含みながら言った。
「お前なぁ・・・あ、それより持ってきてやったぞ」
花宮くんはそう言うとカバンから袋を取り出した。
「ありがとー。さすが花宮くんだね」
受け取るとカバンの中にいれた。
「あ、今日、お前の家泊まって行くから」
「えー?」
「持って来てやったんだから別にいーだろーが」
「わかったわかった」
私はしぶしぶ了解すると家の方向に歩いて行った。
「お前さぁ、なんで昔みたいに殴り合いしねーの?」
「しないって桃ちゃんと決めたもん。
・・・それに、あの人たちを殴ってどうにかなるってわけじゃないし、あの人たちがバスケできなくなるとみんな困るだろうし」
「あっそ。てか、お前のそーゆーとこ俺と似てるよな」
「いや、性格が悪すぎる悪童と一緒にされると困るよ」