第5章 第二章
「えーなんでー!?」
「さつきの料理まずいからだよ!」
また、言い合いが始まった。
ちなみに、私と青峰大輝も幼なじみだ。
はっきりいって苦手だが。
「また、始まった」
「飛鳥!飛鳥も青峰くんになんとか言いなよ!」
いや、今私にふる!?
いきなりでびびったよ。
「え?あー、青峰くん、お疲れ様です」
「飛鳥、お前なぁ、ちょっとは俺を助けようとは思わねーのか?」
「思いません」
「即答かよ。
俺、さつきの料理食べたら死ぬわ」
青峰くんは棒読みでそう言った。
おいおい、なんか助けて欲しいんですけどオーラめっちゃでてますけど?
そんなに助けて欲しいなら素直に言えばいいのに。
「・・・桃ちゃん、一緒に料理しよっか」
「え?ほんと?さっすが飛鳥!」
桃ちゃんは、飛び跳ねるように喜んだ。
「ありがと。もうね、青峰くんが腹痛でとうぶん学校来れないぐらいの料理作ろうか。
ってことで、私はこのへんで」
私はニコニコしながらそう言うと2人に背を向けて歩き出した。
「昼間でには帰って来てね!
あ、あと、ナンパされないように気をつけなよー!」
「わかったー」
私は桃ちゃんに手をふると本屋さんに向かってまた歩き出した。