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黒子のバスケ~美女と悪女~

第5章 第二章 


「中学一年生、11/26、飛鳥SIDE」

冬に近づくにつれて外の寒さが強まりつつある。
いまだに私は、いろんな不良と毎日のようにケンカをしていた。

いつのまにか私は「美獣舞姫」と呼ばれているらしい。
他には「ケンカ姫」とか「目が笑っていないケンカ姫」と呼ばれていたらしい。


私はそんなことを思いながら本屋さんに向かっている。
常に髪の毛をおろして前髪で右目をじゃっかん隠している。
まぁ、気分によって義眼右目の色が変わるのはバレるんだけど。
それに、義眼の右目はなにも見えないはずなのにたまに見える時がある。
後ろにだれがいるのかとか隠れている人がどこにいるのかとか。

このことは、幼なじみの桃ちゃんしか知らない。
桃ちゃんは、家がお隣さん。
普段はずっと一緒にいる。
学校でも一緒にいて、楽しい時間を過ごしている。
桃ちゃんは、優しくてとても可愛い。
モテるが自分ではあまり自覚をしてないらしい。
私は、クラスのみんなに桃ちゃん以上にモテるねと言われることが多々ある。
なんか、長い髪が綺麗だとか似合ってるとか、たれ目が可愛いとか、タレまゆが可愛いとか、なんでもできて可愛いとこがすごいとか。
私はあまり興味がないのだが、この前学校で桃ちゃんとクラスのみんなに語られたことがある。

たしかに、中学にはいってから二日に一回は告白されるが私は男子が苦手なのですべてお断りしている。
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