• テキストサイズ

【ハイキュー!!】金木犀

第4章 マリーゴールド




「なんか……ここ、怖いってゆーより、当たり前の感じしませんか?」


「は?」


「……何て言ったらいいのかな……忘れない場所ってゆーか、思い出ってゆーか……。」


「思い出?」


「うーんと……あ……日常……。」


あれやこれや考えてたどり着いた答えがそれだった。


「日常って……こんな、薄気味わりぃとこが日常なんて……!!」


ハッとした。
真っ暗闇が一変して色のある景色へと姿を変えたのだ。


見慣れた床。


奥の方にあるステージ。


真ん中を隔てるように張られた2つのネット。






























そこは、何日も、何時間も練習している体育館だった。





























唯一異質な存在なのは、ステージの片隅に細い陶器の瓶に飾られているマリーゴールド2輪。




/ 123ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp