第6章 真選組
屯所に帰ると医者が来ていた。
私はクナイを抜くと傷を見せた。
医)これはひどい。。。ショックかもしれんが治るのにも時間がかかるし傷も残る。
近藤さんたちも医者の話を一緒に聞いていた。
雪)そうですか。
傷なんて残らない。あと5分も経てば跡形もなく治る…
医者は止血と消毒をし、薬をくれて帰って行った。
近)俺たちがついていながらすまなかった。
近藤さんはとても申し訳なさそうな顔をしている。
雪)いえ。皆さんがいたからこの程度済んだんです!
私は笑顔でかえした。
もう傷に痛みはなく、ほとんど治っている。
土)今日はもう遅い。寝ろ。
そう言って土方さんが部屋を出て行くと、沖田さんと近藤さんも出て行った。
雪)おやすみなさい。
お城に戻るまであと一日。
明日の夜にはここを抜け出そう。
そう決心して私は眠りについた。