第6章 真選組
食堂で夜ご飯を食べ終わるとわたしは部屋へ戻った。
ボーッとしていると襖が開いた。そして近藤さん、土方さん、沖田さんが入ってきた。
近)雪さん。銭湯に行かないか?ここだと男だらけで風呂に入れんだろう。
驚いた。私が逃げると思わないのだろうか。
逃げる気はないけど。
雪)いいんですか?私逃げるかもしれないのに。
土)お前逃げねぇだろ。今日何回も逃げるチャンスはあっただろ。
そういえば案内されているときも逃げようと思えばいつでもできた。
私は試されていたのだ。
近)な?いこうぜ!
雪)はい。ありがとうございます。
私は近藤さんたちと銭湯に行くことにした。
今日一日私はずっと考えていた。そしてやっと答えが出た。
この地球からいなくなるための、そよちゃんや真選組、万事屋のみんなに迷惑をかけないための解決策…
私が死ぬこと。
だから真選組にいる間くらいは楽しく過ごそう。
あと少しの命なのだから。