第4章 行方
雪)あなたは真選組の!
そこには土方が立っていた。
土)気がついたか。俺は真選組副長の土方十四郎だ。
そう言いながら土方は部屋に入ってきた。
雪)なぜ私はここに…
土)お前は怪我の出血がひどくて倒れたんだ。だからここに運んできた。ここは真選組屯所だ。
雪)はぁ…そうなんですね。ご迷惑をおかけしました。《…もう私何してるの。これ以上地球にとどまるわけにはいかない。グズグズしてる暇なんてない。私はここにいちゃダメなんだ…》
土)もう大丈夫なのか?
雪)えぇ、もうだいぶ。ありがとうございました。すいませんが厠を貸していただけませんか?
雪は布団から出て立ち上がった。
土)厠はそこから出て右に出て、突き当たりを左に行ったところだ。
土方は丁寧に説明した。
雪)ありがとうございます。そう言うと雪は部屋を出た。