第10章 魔王バターの城
【餓死の間】
『皆、大丈夫かな…』
『大丈夫だと思いますよ?』
『そうですよね!』
『はい(ニコ』
『そう言えば、餓死の間ってどんな感じなのでしょうか?』
『やっぱり食べずに死ぬみたいなかな?』
『あー…』
その時、私達の所に声が聞こえてきた
「ようこそ、餓死の間へ、ここは名前通り何も食べないことだ、それで四週間何も食べずに生きてたら成功だ」
『そう言うこと…』
「もし、ご飯を食べたりとかしたら失格だ」
『そんな…』
『まあ、二人で頑張ろうよ!』
『そうですね…』
『何か、違ったね…』
『そうですね…私、食いしん坊なのですぐ、お腹がなってしまうんです…』
『あ、それ俺もだよ?』
『………』
『…………』
『生きられますよね!』
『だね!』
『よーし!頑張ろう!』
【一週間後】
(グルグル
『流石に、お腹空きますよね…』
『だね…』
『うん…』
『まあ、頑張ろ?』
『はい…』
【二週間後】
『お腹空いたよ…』
『だね…』
『もう、我慢出来ない…』
『ダメだ!取ったら!赤灯達に会えなくなるよ?』
『うん…頑張る…』
【三週間後】
『………』
『………』
『鹿尾菜さん…』
『何かな?…』
『もう、ここが天国のような気がして来た』
『だね…』
【四週間後】
『………』
『…………』
『………』
『……った』
『………っね』
「はい!お疲れ様でした!アナタ達の勝ちです」
『………』
『………てる?』
『はい………』
こうして、私達は餓死の間をクリアした