第6章 デーモンとスナイパー少女
『成田…絶対許さないわ、殺してやる』
「殺せるなら殺してみろ」
(バンバンバンバン
二人の撃ち合いが続いている
『どうすればいいんだ?』
すると何か光が俺たちの方へ近づいて来た
『な、何だこれ?』
『人魂?』
「…を………けて」
『え?』
「梓を助…けて…』
目の前に現れたのは梓のお母さんだった
『どうすれば?』
「これを…梓に…」
梓のお母さんから貰ったのはペンダントだった
『これを渡せば良いんですね』
「あと、私を梓に近づけて…」
『え、分かりました』
「フフフそんなちっぽけな銃じゃ僕を倒せないよ?」
『ックソ…』
『梓!!』
『何かしら!今忙しいの…よ』
「梓!しっかりしなさい!貴方はそんな人じゃないはずよ!」
『お母…さん…』
「何故だ、何故奴が…生きてるんだ」
『私…お母さんの敵を取ろうと頑張ってるのよ?』
「それは間違いよ、梓…私が悪かったのよ…私とパパのせいで梓の人生を狂わせてしまってごめんなさい…」
『違う…お母さんは悪く無いわ!』
「いえ…私が悪いの…」
『そんな…今までの努力は何だったの…?』
「だから梓、これからは正々堂々と戦いなさい、ボスとして」
『ええ…』
「うううう(泣)」
『何で、お前も泣いてるんだ!?ボスが泣いてどうすんだよ!』
「僕…こういう話弱くて(泣)」
『アホか!』
「じゃあ、私は行くわ…元気でね?梓…」
『ま、待って!!お母さん…』
「ブファ(泣)」
『ボスもう涙腺崩壊してるじゃねーか!』
『さてと正々堂々と戦いましょう?』
「あ、当たり前だ(泣)」
こうして普通のRPGに戻るのであった