第6章 デーモンとスナイパー少女
『城内に入ったけど、案外綺麗だね』
『だね!』
『デーモンは綺麗好きなのかね』
『あれを見るにそうらしいわね』
目の前にはお掃除クリーナーがあった
『うわ…』
『あれは異常だな』
『あ、皆隠れて!敵よ!』
「ん?さっき人間が居なかったか?」
「気のせいじゃないか?」
「だよな、人間は地下の牢屋に入れてるしな」
(地下の牢屋?そこに皆居るのかしら)
『行ったか?』
『らしいわね』
『地下に皆、居るわね』
『でも別れて行く?』
『じゃあ、未桜と梓が地下に行くか』
『いえ、私はデーモンを倒したいわ』
『え!?でも梓ちゃん危ないのよ?』
『未桜の言う通りだぞ、梓』
『私、自分の村の人達の敵をとりたいの』
『じゃあ、僕が地下行くよ』
『由真君!?いいの?』
『うん、良いよ』
『ありがとう、由真』
『じゃあ、俺と梓、未桜と由真で良いんだな?』
『うん』
『じゃあまた後でな』
『ええ、そっちも気をつけてね!』
こうして俺らは別々に別れた