第2章 第2章『始まり』
花音side
「じゃ、ばいばーい!」
そう言って笑い手を振れば
愛「うん、またね」
と愛が微笑んで小さく手を振ってくれる。
これが続くのが当たり前だと
ずっと思い込んでいた私がバカだった?
違う、違うよ
こんなの違うでしょ
明日朝会っておはよーっ!って手挙げて笑いかけて
そしたらまた愛が返事してくれるような日常が
続くんじゃなかったの?
横断歩道を手を上げて渡ろうとしたらさ
事故ってる車に車がぶつかってさ
私のところへ来るなんて考えもしない出来事が起きて
混乱するのはおかしくないよね?
そう思いながら意識は消えた_______