第2章 出逢い
中学生になると流石にいつも一緒にいるわけにいかず、うちは時間が空いたら、東京にいる親父の所に行く事が多くなる
ヤクザな仕事では食べいけないので、親父はフロント企業をいくつか経営している
今日はうちの親父と一緒に浅草に車で向かっている
うちの親父も黙っていたらイケメンさんやけど、なんせ喋らせたら軽い上に 大阪弁
おかん、間違えたんやないか?とも思う。
けど、うちが生まれん!それはいかん!こまるからこれで良しとしよう。
藍
「どこまで進んだん??いいの入った??」
親父
「まあ、ボチボチやな!細かいから進むんが遅うなるねん!しゃあないな!」
親父と喋りながら、ビルの前で車が止まり
運転手とボディカードが車のドアを開け
「行ってらっしゃいませ」
親父と一緒にビルに入って行く
エレーベーターに乗り8階で一緒に降りる
ドアを開けて、さらにドアを開ける
彫り師は先生と呼ばれる。先生の前で
親父
「宜しくお願いします!」土下座挨拶
親父が脱ぎ出し、うちを見てウィンク!パチッ❤︎
親父
「そんなに見つめちゃいや❤︎エッチね!恥ずかし❤︎」
藍
「何言うとんねん(怒) キモいわっ!恥ずかしがる年でもないやろ!!」
フンドシ姿の親父はカッコええ!腹もまだ出てきない、筋肉もあり女の人にモテるんがわかる…。けど、軽いのが難点やっ!減点や!
布団に横になり、彫り 始める
近頃、うちの興味がある一つや!これが見たくて親父に会いに来ている
筋は電気で後は手彫り、針も一本かと思ったら違った。
図案も同じものを使わない徹底ぶりや!
彫師 櫻井 哲也
カッコいい!イケメンさん❤︎
でも、面倒くさがりなズボラな人や、うちをバシリに使う人で頭にくんでぇ!
余り邪魔しないようにしながら見るのが楽しい!
彫っている際に、シュッ!シュッ!とリズム良い音がまた、ええんや!
あんまに見てると親父にド突かれるから、図案を見たり他の人の刺青の写真を見ているのが楽しく、あっという間に2時間経過 本日は終了!
親父
「ありがとうございます!」土下座挨拶
「終わったから、メシでも食うか?あんまり遅うなると、母さん心配するからな!」
親父にワシワシと頭を撫でられ
藍
「うち、ピザが食べたい!」