第4章 親父の浮気
居間に戻り……
加藤のオッさん
「なんや、騒がしかったの!」
親父
「ちょっとした運動ですわ!(笑)」
上田のオッさん
「どこのもん?わかったの?」
藍
「柳田組の飯山やて、シマを広げたいやて…」
和泉のオッさん
「柳田組の飯山は名古屋、うちの組と対立している静岡の組ですが、なぜ?こっちに…」
応接間にオッさん連中が移動して、会議になった
龍太
「藍、大丈夫か?」
藍
「うちは、何もあらへん!」
大空さん
「良くあるのか?物騒な人が来るの?」
藍
「たまにやで…(笑)!合気道の稽古になるで!何で大空さんがうちにいるん?」
健二
「本当だよ!もしかして?誰かの息子?」
大空さん
「加藤だよ!旧姓が加藤!お袋と隣町に住んでる!わかった?」
藍
「加藤のオッさんの息子、似とらんで良かったやん!」
大空さん
「そう言えば、省吾ってどれ?チームに入りたいって連絡があって…」
…言わなければ良かったと思い、濁しながら話す
健二
「省吾はあのおカマさん達と話してるのが省吾!」
藍
「チームやて?将棋か?ナンパ?ハメまくり?族か?まあ、何やっても自分の事や人様には、特にうちには迷惑が関らんようにや!」
龍太、健二、大空さんで話し、省吾を呼んでどうするのか話をしている間に藍はキッチンに行く
キッチンでは、哲也がケーキを焼いてデコレーションしている。横から見てると…
哲也
「藍は見ちゃダメだ!居間に行ってろ!」
藍、素直に居間に戻る。おカマさん達は料理を運んだり、お酒を大量に準備している。邪魔にならない様に、龍太達の所に戻る
健二
「省吾が入るなら、オレも入る!省吾弱いから守ってやる!」
……藍は横から聞いている
大空さん
「バイクがないからケツに乗せるのも……まあ、見習いで参加して見れば!」
省吾
「明日、見に行きます!」
親父達も居間に戻って来て……みんなで席に着く
哲也がケーキを運んで来て、藍の前にケーキを置く火のついたロウソクは13本立っている
親父
「今日は藍のために集まってくれて、おおきにな!誕生日おめでとう乾杯!」
藍、火のついたロウソクをフゥーと吹き消す!みんなから拍手をもらい、みんなで飲み始めた