第1章 幼少時代
幼稚園が終わって車で合気道教室に向かってる最中
藍
「龍太はやらへんの?合気道!」
龍太
「ぼくは、習わないよ!やりませんよぉ〜だ!」
藍
「はっ〜っ!羨ましいねんなぁ〜!まあ、しゃあない!やると決められたら(爺さんに)やるしかない!逃げられないなら闘うまでや!」
意気込みを入れて、教室に向う気持ちを切り替えるつもりが、切り替わらない…。
そうこうしているうちに 合気道教室に到着!源さんと龍太、うちの三人で教室に入って行く
源
「失礼します!本日、見学しにまいりました七瀬です。宜しくお願い致します。」
合気道教室は時間帯により、子供から大人までに区切っているため、一緒になることは無い。安心して任せられる利点が丁度良く爺さんが頼んだわけだった。
藍
小さな声で「教室って言うより、本格的な道場やねっ!」
龍太
「本当だね!」
源さんが声をかけてから暫くして、奥から人が出て来た。
篠原
「お待ちしておりました。これから、生徒さんが来るから暫くお待ち下さい。」
道場の隅で三人で座って見学すると次々に生徒が入って来た、女の子二人、男の子四人の計六人
全員正座して「「宜しくお願いします!」」と土下座で挨拶して始まった。
龍太
「あの子、凄く可愛い!!」一人の女の子に釘っけ
ドキューン❤︎射抜かれた!ドキドキ❤︎
藍
「ホンマや!エライ白くて、フワフワした子やね!髪たばねているけど、可愛いなぁ〜!」
声を出しなから型を覚えて、ペアになって練習が基本な様。また型を覚えてお互いに技をかけたり、かけられたりしている。一時間はあっというまに終わり 道場の先生に挨拶をして自宅に戻る車の中
龍太
「ヤッパリ!ぼくも習う!絶対に習う!」と車の中で騒いでいる。
藍
「…。」
ベタやのぉ〜!
こうして幼少時代は過ぎて行き……幼稚園 四人は一緒に成長し、中学校も同じに進学
龍太が射抜かれた子は……男の子というのもムフっ!?な話し