第3章 GW合宿
朝、起きたら……押し入れの中だった。
あれ?うち?櫻井さんのとこで、ご飯食べて?あれれのれ!
時計を見たら、朝5時……。
今日は日曜日……。もう一度、寝ようかな…。
やっぱり起きて、走りに行こう!
ジャージに着替え、洗面所に行き顔を洗い
髪の毛を束ね帽子をかぶり、レッツゴー!
玄関に行き、シューズを履き玄関を出て走り出す
門を出ると、篠原さんがいた
走りながら
敦
「おはよう!一緒に走ろうと思って、待ってたんだ!」
藍
「おはようさん!いつも、後ろで走ってるやん!まあ、勝手にし!昨日、櫻井さん家からうちの事を拉致したのは、篠原さんやの?」
敦
「兄から電話貰ったから、迎えに行った。一応、昨日から藍さんの運転手だからね!よろしく!」
走りながら、ニコッ!
藍
「しかし、櫻井さんと篠原さんはそっくりやね!兄弟で、そこまで似るんかい?性格は全く違うやどな!」
敦
「今日、引越しの荷物運び手伝いませんか?たいして荷物は無いんですが、日曜日の浅草は車が停めらないので、車に乗ってるだけでもありがたいんです。一緒に行きましょう!」
藍
「タダで動くんは駄目やな!タダほど高いもんはないで!」
走りながら公園に着き、息を整えて
シュ!シュ!シュシュ!
パシッ!篠原さんが受け身でパンチを受ける
敦
「オレが相手しますよ!」ニコッ!
シュ!シュ!シュ!
シュ!かわされる!
シュ!シュ!かわされる!
藍
「篠原さん、強いやね!嬉しくなるわ!やっぱり、大人は違うやね!」
敦
「オレが相手で楽しいですか?軽く勝負しましょう!勝った方が一つ言う事を聞く!どうですか?やりますか?辞めておきますか?」
何気に挑発する篠原さんに藍は勝負を受ける
藍
「ええよ!」ニコッ!
楽しくなり、テンションハイMAX!!
シュ!バキバキ!
シュシュシュ!
ドカボキガシャガシャ!グシャ!
ブワッ!グキ!……。……。
天に召喚されたし!アーメン!
藍
「あれ?篠原さんが消えたで……。」
篠原さんを探すが、どこにもいない。
家に帰って来ても、姿がなく、仕方なく
入浴して、自室で着替えて待つ……。
玄関から、ガラガラガラッ!と音がしたので見に行く