第6章 転校生は……
藍
「まあ、来月末には帰って来るから大丈夫やろ!」
親父
「智明に決めたんか?」
藍
「輝は忙しいから、智明とこにおるんや!それより敦はどないなの?」
親父
「叩き上げのコースを受けてる最中や!少し変わってきたで、顔付きが男らしくなって来た!(笑)」
智明
「藍、浮気は許さないよ!」
藍
「浮気も減ったくりもないやん!うちは裏切らん!」
親父
「お前が男なら良かったんや!性転換して男になるか!そうすれば安泰や!(笑)」
藍
「うちも、その方が楽やわ!嫁を貰えばええからな!」
智明
「性転換はダメ!婿はオレ!(笑)」
親父
「えらい、智明に気に入られてるな!まあ、3年前から智明、よう藍の事を聞いて来たからな!(笑)」
藍
「誕生日プレゼントはドスやで!乙女心はズタズタや!スカイライダー寄越せ!あっ、乙女やないか?(笑)」
智明
「毎日、奉仕してご飯作ってるのに…酷い!(笑)」
親父
「しかし、小さい愛は可愛いな〜♪毎日、癒してくれるで!ニャーしか言わんしな!デカイ藍とは違うで!」
藍
「デカくて悪かったな!うちも猫みたいに親父にゴマすりすりして可愛がって貰うわ!(笑)」
楽しい食事を終えて、藍達は東京駅まで送って貰い、大阪に帰る
大阪に着くと8時…
智明
「晩飯はまだお腹が減らないな!藍は?」
藍
「買物した時にフルーツ買うてきてるからそれでええ!」
藍と智明はタクシーでマンションに帰る
藍、部屋着に着替えてリビングに行く、智明はお風呂に入っている
藍、今日の墓参りを思い出す…婆さんを死なせたんはうちや、一生背負って行くんや!前を向いて歩くんや!
智明が風呂から出てきて、藍は風呂に行く
智明、藍の様子が少し違う…大丈夫かな?
冷蔵庫に行きフルーツを探す。イチゴにパイナップルが入っていた。イチゴを綺麗に洗い、パイナップルと一緒に皿に盛る
藍、風呂に入りながら…あと、1ヶ月もすれば夏休みやからな。婆さんに会いに行くで!婆さんの好物なおはぎ買ってな。一人旅がええな…プランを考えて、宿取らんとな…風呂から出るか
風呂から出てリビングに行くと飲む準備がされていた。
藍
「あっ!イチゴ発見!パク、パク、パク!う…い!」
智明
「ハムスターか頬張り過ぎだ!」