第6章 転校生は……
藍
「ん〜アカンよ、あ〜♪よく寝たで!智明、お帰り」
智明
「起きちゃったか!残念!」
藍
「終わったんやろ?」
智明
「無事に終わったよ!まあ、大変だったけどね!あと、来週、週刊誌に載るけど気にするなよ!」
藍
「加藤のオッさんの時も載ったで、今更や!ヤクザの娘は何処まで行っても娘だからな!しゃあないよ!」
智明
「あと、正式に発表したよ!親父さん、アニキかオレに嫁に出すって❤︎良かったね〜♪ (喜)」
藍
「??良かったの??」
智明
「疲れたから少し寝るね!ご飯作ってくれても良いよ!」
藍
「……ご、飯は……あの日だけや!正常に戻ったから無理やわ!飯は智明担当で(笑)」
智明、藍に近づき抱き締める
智明
「藍を抱き締めると落ち着くよ!心が和むよ♪」
藍
「寝るんやないの?」
智明
「一緒にどう?」
藍
「三度寝は無いな〜!早う寝ろや!」
智明
「冷たいな!さて、一眠りしてくる!おやすみ!」
智明、藍の唇にチュとキスをして、寝室に行った
藍
「チュー星から来た、チューマンや!いや、アナコンダだな!うち、飲み込まれんようにしないとな!掃除しよう」
藍、静かに掃除を始める。掃除が終わりランニングに久しぶりに行く、道に迷わないようにひたすら真っ直ぐに走る
走りながら、シュ!シュ!シュ!
1.2.シュ!シュ!
1.2.シュ!シュ!
走ると前からも同じく
シュ!シュ!シュ!
すれ違う……お互いに顔を見るが知らない人だ
藍、普通に走り、途中で折り返して帰ると2時間近く走り込んでいた。マンションの前で息を整えて部屋に戻り風呂に入る
シャワーを浴びながらシュ!シュ!水を切る。身体を洗い流して風呂から出て、部屋に行き拾った鍵をポケットに入れてリビングに行く
藍、冷蔵庫から牛乳を取り出し飲みながら、ポケットの鍵を見ると、0038の番号が楕円形に薄っすらと見えるが殆ど消えかかっている。
智明が起きてリビングに入って来た
智明
「遅よう!あーっ!寝た、サッパリして来る!」
お風呂に行ってしまった
藍、リビングのテーブルに鍵を置き、以前の不動産屋に連絡をする
藍
「タワーマンションの2511号室に前の方の鍵が落ちていたのですが、はい、聞いて貰って下さい。」