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【REBORN!】最初で最後の恋人

第13章 新たな敵














ーその日の深夜ー


私はツナ君の部屋の前に来ていた。
寝ているであろうツナ君を起こさないように
そうっと扉を開けツナ君が寝ているベッドに
近づく・・・
せっかく恋人になれたのにツナ君とさよなら
しないといけないなんて・・・。
もうきっとツナ君のところには
戻ってこれない。
せめてツナ君と体も繋がりたかったな。
私が初めて好きになった人と・・・。


『ツナ君ごめんね、勝手なことをして・・・
 大好きだったよ・・・ツナ君・・・』

私はチュッチュッとツナ君の頬、唇の順に
キスをした。


ツナ「妃莉ちゃん」

『!? ツナ君起きてたの?』

ツナ「あたりまえでしょ!?
   妃莉ちゃんがバカなこと
   考えてるんじゃないかと思って
   寝られるわけないよ!」

『ツナ君・・・』

ツナ「”大好きだった”ってどういうこと?
   もう俺のこと好きじゃないの?」

『それは・・・っ』

ツナ「まぁ、妃莉ちゃんが考えていることは
   大体わかるよ。
   俺達が傷つくのが嫌で白蘭のところに
   行こうとしてるでしょ?」

『っ!』


図星だ。


ツナ「本当に妃莉ちゃんはバカだよ!
   俺たちのことなんてどうでもいい!
   妃莉ちゃんは俺たちの傍から
   離れないで!」

『そんなこと言わないで!』

ツナ「え・・・?」

『私が好きな人のことどうでもいいとか
 言わないで!』

ツナ「妃莉ちゃん、やっぱりまだ
   俺のこと好きなんだ。」

『・・・・っ!』


墓穴を掘ってしまった。


『そうだよ!まだツナ君のこと好き、
 大好きだよ!
 もうツナ君には傷ついて欲しくないの!
 だから私が白蘭さんのところに行くの
 とめないで!』


私は涙ながらに訴えた。













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