第13章 新たな敵
山本「もしかして、もう俺達を倒しに来たってことか?」
白蘭「ハハッ・・違うよ。」
ツナ/獄寺/山本「???」
言って白蘭さんは私を見る。
白蘭「妃莉、君面白い能力(ちから)が
使えるみたいだね。」
『!!』
ツナ/獄寺/山本「!!」
『どうしてそれを・・・』
白蘭「この前、君たちの暗殺部隊と
そこの小さいのが戦ってるのを
見た時に君の能力も見たんだ。
それで妃莉、僕のところに
来てくれない・・・?」
『え・・・それって・・・』
白蘭「僕たちの・・・ミルフィオーレの
仲間になってってことだよ。」
『・・・・・・・』
さっき”私が欲しい”って言ってたのは
恋愛感情じゃなくて私の”能力”が
欲しいってことだったんだ。
だけど、せっかくツナ君と両想いに
なれたのに離れたくない!
それにツナ君達以外のところで、
ツナ君以外の人達の為に能力(ちから)を
使うなんて考えられない。
『ごめんなさい。お断りします。』
白蘭「へぇ~断るんだ~。
言っとくけど、今だったら僕1人でも
ここにいる人達、全員殺っちゃえるんだけど?
それでも断る?」
『っ!』
ツナ/獄寺/山本「くっ・・・!」
その言葉に私はツナ君がヴァリアーと
戦ってるところを思い出した。
しかも白蘭さんのこのオーラ、
本当にツナ君達を殺ってしまいそうな
雰囲気だ・・・。
またツナ君が怪我をしてしまう・・・
今度は隼人くんや武君達も・・・
それに怪我程度ではすまないかも・・・
『少し考えさせてください。』
ツナ「妃莉ちゃん・・・!」
獄寺/山本「・・・っ!」
白蘭「すぐに行くって言ってくれないのは
少し不満だけど分かったよ。
じゃあ妃莉とあった場所で待ってるよ。
じゃあねー。」
そう言って白蘭さんは出て行った。
それを確認すると・・・