第2章 タイムスリップしちゃって・・・?
この時代に来て、もうどれくらいたったんだろう・・・。
あの時いつものように学校に行こうと玄関のドアを
開けたら急に辺りが光に包まれた。
そして気がついたときには知らない所に立っていた。
私はどうやら10年後にタイプスリップしてしまったみたい。
今まではお財布に残ってたお金でなんとかやりくりして
生活は出来てたけど、そろそろホントにヤバイよ・・・。
バイトしようにも身分を証明できるもとか持ってないし・・・
ホントにどうしよう・・・。
私は考えながらトボトボ歩いていたら・・・
急に声をかけられた。
男「ねぇねぇきみ可愛いね。こんな時間に一人でどうしたの?」
『え・・?』
男「暇なら俺と遊ばない?」
うわっ・・・ナンパだ・・・10年たってもまだあるんだ。
『結構です。』
男「そんなこと言わないでさ~。いいじゃん、遊ぼうよ。
お礼ならちゃんとするよ?」
『おれい・・・?』
男「そう。君、お金に困ってるんでしょ?」
『なんで分かったんですか?』
男「そりゃ見れば分かるよ」
『・・・・・・・。』
お金・・・お金があればまだもう少しはなんとかなるのかな・・・?
『お礼・・・ホントに頂けるんですか・・・?』
男「もちろん!」
『分かりました・・・行きます。』
男「やったー!じゃあ行こうか」
『はい・・・』
男「よし、ここでいいかな?」
『ここって・・・』
男「俺、一回こういう路地裏的なところでヤって見たかったんだ。」
私の初めてがこんな場所・・・しかも知らない人となんて・・・
サイアクだ・・・。でも、お金のためだもん・・・。
男「ホント君、可愛いよね?モデルか何か?」
『いえ、違います。普通の女子高生です。』
男「うそー。めちゃくちゃモテるでしょ?」
『そんなことは・・・』
男「またまた~。俺、もう我慢できなくなってきた・・。」
私のファーストキスもこの人なんだ・・・
男「!!どうして避けるの?もしかして初めて?w」
『ごめんなさい・・・。』
やっぱり初めてがこんな人こんな場所なんてヤダ。
男「!ちょっとどこ行くの?怖がってるの?初めてだから仕方ないか。
でも俺優しくするよ?wだから逃げちゃダメだよw」
『きゃっ!やめてくださいっ!やっぱりやめます!』