第6章 修行Start！

-数時間後-

私はリボーン君がいるという部屋に
やってきた。

〈コンコン・・・〉

ノックをしてそっと部屋に入る。

『リボーン君、話があるんだけど
　少しいいかな・・・？』

リボーン「ん？妃莉か。なんだ？」

『うん、あのね・・・ちょっと
　相談したいことがあって・・・』

リボーン「相談・・・？どうした？」

『うん・・どう話していいかわからないから
　単刀直入に言うね？』

リボーン「あぁ。」

『私、傷を治す能力があるみたいなんだけど、
　それってどうやったもっと
　使いこなせるようになったり、
　強くなったりするの？』

リボーン「？？どういうことだ？
　　　　　妃莉に治癒能力があるってことか？」

『うん、そうみたい。
　私もさっきツナ君たちの手当して分かったんだけど。』

リボーン「で、その能力を強化するための修行方法を
　　　　　教えてほしいってわけか？」

『そういうこと』

リボーン「そうか。それじゃあその能力を使う時、
　　　　　妃莉は何か道具とかを使ったりするのか？」

『道具？』

リボーン「あぁ。そうだな・・例えばこの時代の奴らは
　　　　　ボックスという武器を使ったりして戦う。
　　　　　妃莉にそういうのはあるのか・・・？」

『わかんないけど、たぶんないと思う・・。
　ただ一般的な手当をして、
　最後に”早く傷が治りますように”って
　祈りながら体に手を触れるだけだから・・。」

リボーン「そうか・・・。俺も道具もなしに
　　　　　治癒する能力なんて初めて聞いたぞ・・。
　　　　　でも・・そうだな・・たぶん、
　　　　　妃莉の能力が出るときは祈って体に
　　　　　触れる時だな。
　　　　　なら・・・精神力をつけたほうが
　　　　　いいかもしれない。」

『精神力・・・？』