第5章 私の能力(ちから)・・・?
『どうだった・・・?』
私は恐る恐る尋ねる・・・。
獄寺「やっぱり見間違いじゃなかったみたいだ。」
『ホントに・・・?』
武君が頷いて・・
山本「それに、なんか今まで痛かったところが
もう痛くないのな。」
ツナ「うん、そうなんだよね。」
そういうとみんな体を軽くひねりながら
傷だらけだった体に目をやる。
獄寺「しかもかすり傷程度ならもう治ってるし。」
私にそんな能力(ちから)があったなんて・・・
自分の力を知ったらとても嬉しくなった。
『ふふ・・・よかった・・』
ツナ「?なんで?」
不思議そうにツナ君が尋ねる。
『だってこれで本当にみんなの力に
なれるってことがわかったから♪
この力をもっと強くすれば、
みんなが怪我したときにすぐに
助けてあげられる。』
私は嬉しくて目に涙が浮かんだ・・・。
ツナ・獄寺・山本「妃莉ちゃん・・/
妃莉・・/有栖・・」
『あ・・ごめんね。泣くつもりなんてなかったのに・・・
私もみんなの力になれるんだって思ったら
嬉しくなっちゃって・・・』
ツナ「ありがとう・・妃莉ちゃん。
これからもよろしくね。」
『ツナ君・・ありがとう・・』
獄寺「頼りにしてるぜw」
『隼人君・・・』
山本「でも、有栖に何かあったときは
俺たちが助けるのな」
『武君・・・。
みんなありがとう・・・。
こちらこそこれからもよろしく!
もっとみんなの役に立てるように
私も力をつけるよ♪』
そうして、私は固く拳を握り締めたのだった・・・。