第5章 私の能力(ちから)・・・?
翌日・・・私は京子ちゃんとハルちゃんの
部屋を訪れた。
〈コンコン・・・〉
『京子ちゃん、ハルちゃん、妃莉だけど
ちょっといいかな?』
ドアをノックして声をかけると・・・
ドアが開くとともに、二人が出てきた。
ハル「どうかしたんですか?」
『あのね服を買うのに付き合ってくれないかな?』
京子「服?」
『うん。最近こっちに来たばかりでいいお店が
あったら教えて欲しくて・・・。
それにあんなことがあったから服がもうなくて・・・w」
京子・ハル「あ・・・」
二人はあの時を思い出して気まずいのか
言葉に詰まる・・・。
『あ・・ごめん。そのことは気にしないで!
ここに来てから私あのことなんて気にならないくらい
楽しいから♪』
そういって二人に笑顔をむける。
完全に忘れたって言ったら嘘になるけど・・・
でも、楽しくて気にならなくなってきてるのはホント。
京子「そう?無理してない?」
二人はちょっと心配そうに私の方を見る。
『知り合ったばかりなのに二人にはバレちゃうんだね・・w
うん・・やっぱりちょっとはまだ思い出しちゃう。
でもみんなといればすぐ忘れられる、そんな気がする♪」
ハル「それならいいですけど・・」
それでもまだ二人は心配そうだった。
年下の子に心配されるなんて私もまだまだだなw
私は心の中で苦笑する。
『それでどうかな?買い物付き合ってくれる?』
京子・ハル「もちろん!」
二人は笑顔で答えてくれた。
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