第15章 41日目
「で、なんで俺にそれ言っちゃうかな」
目の前には
もはや恋愛の師匠である住久くん。
「や、だって住久くん
そういうの強いし・・・」
「え、智也って恋愛上手なの?」
と住久くんの隣に座るのは
彼女のあきえちゃん。
あきえちゃんは同期グループで
よく集まるメンバーで
なんと私の知らない間に
なんだかいい感じになっていたらしい。
二人は最近付き合い始めたらしく。
それからはよく誘われて
3人でご飯を食べることが多い。
いい加減…
私はお邪魔な気がするんですが…。
「あきちゃん、住久くんは私の師匠だよ」
「おい、やめろソレ
なんか俺遊んでるみたいじゃん」
「まじ?智也って遊んでるの?」
「そんな度胸はないから安心して!」
「…お前師匠に少しは敬意を見せろよ」
さすがにあきちゃんにまで
二宮くんの存在は言えないけど
今日は私のモヤモヤをどうしたらいいのかと
相談を持ちかけた。