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アンバランスな恋模様Ⅱ
第2章 28日目
私は慌てて、目の前にいる二宮くんのおでこに手をあてる。どうやら熱はないようだ。
「……なに、あなた」
邪魔しないで、とでも言うような顔でこちらを見る彼。
「…あ、すみません」
てなんで謝らなきゃいけないんだ私。
「…熱、ありま「あるわけない」」
ですよね!
私が聞き終わる前に言葉をかぶせてくる技。 これは二宮くんの得意技だ。
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