第12章 赤い月夜 [影山×日向]
「日向・・・。」
「えっ・・・?」
(おい!!お前!!)
「大丈夫か?影山・・。」
(日向!!そいつは俺じゃない!!)
「あぁ、ゴメンな・・。心配かけて・・・。」
と、日向にキスしようとした。
(やめろーーーーーーーー!!!!!!!!)
「くっ・・・!!」
「影山!!」
『ちょっとちょっと影山君、いい加減に諦めてよ』
「はぁ・・・はぁ・・・。てめぇなんかに・・・」
「影山!!どうしたんだよ!!」
「はぁ・・悪ぃ・・・。」
『ちょっと~・・・!!!(そーだ♪)』
「影山、もう帰ろうぜ。」
「あっ・・・あぁ・・・うっ!!!!」
「おい!!!」
(くそ・・・今度は何だよ・・・)
『君はかなり意識が強いね。だから・・・体だけ借りるね♥』
(なっ!!ふざけんな!!!)
「影山・・ホントに大丈夫か?」
と、日向が俺の頬に触れた。
「ッッっ!!! バカ!!てめぇ触んじゃ・・!!」
(やべぇ・・体が・・・・。)
俺は、勝手に動く手を止められなかった。
俺の体は、日向を掴み近くの自販機に押し当てた。
「うわぁ!!か・・影山!何すん・・んん!!」
勝手に日向にキスをした。
「んん・・んんん!!」
今までキスしたことないのに、まるで全部分かっているようだった。
「んぁ・・か・・影山ぁ・・・・。」
日向の顔がどんどんいつもよりとろけた感じになったいった。
「ひ・・日向・・・・・。」
(日向・・すまねぇ・・・。)