第8章 烏野一家の日常2 [日向総受け]
翔陽と研磨は仲良く話しながら歩いた。
その後ろをヤンキー顔の二人が歩く。
(クッソーーー、あのプリン頭~~・・お前が居なけりゃそのポジションは俺が~・・・。)
と、呪いの念を送る龍に気付いた研磨が・・・、
ニヤッ・・・・・・。
とした(・・気がした)
「龍兄ちゃん、ついたよ。」
と、いつの間にか駅に着いていた。
「なんで駅なんだ?」
「ふふふん、今日はなあの人が帰ってくる日なんだ。」
「あの人?」
「翔陽、あの人って?」
「あの人は、あっ!!来た。」
と、翔陽は走って駅のホームに入って行った。
そして、ある人に抱き着いた。
それは、
「お・・・おい!!弟君やばいんじゃねえのか!?」
「し・・翔陽が・・・殺されちゃう・・・・。」
それは、大きな巨体に長髪・顎鬚のおじさん・・・。
傍から見たら誘拐犯だ・・・。
「いや・・、あれは」
と龍が言ったとき、大男が翔陽と共に龍に近づいた。
「ひぃぃぃぃいいい!!龍ーーーーーー!!!」
「・・・・・・・・。」←怖すぎて何も言えない
「・・久しぶりだな。龍。」
その言葉に、龍はすごく嬉しそうになった。
「おかえり!!兄ちゃん!!」
「えっ?!!」
「に・・・兄ちゃん・・?」
2人は、もの凄いびっくりしていた。
「おう!!我らが澤村家の長男、旭兄ちゃんだ。」
「あっ・・・。」
(翔陽と結婚したら・・・ヤクザのお兄さんがいるんだ・・・。)
この日をきっかけに、可愛い子猫の後ろにはとんでもない猛獣がいると言う噂が流れ、ナンパしてくる人は減ったのだった。
ただ、青根と研磨は、今も翔陽とは仲が良いのだった。
―――to be continued―――