第6章 熱い男の熱い愛 [西谷×田中]
「うほーーーー!!すっげぇ!!」
と、日向はいつもにも増してハイテンションだった。
本日、烏野高校排球部は・・・・
箱根に来ています。
「すみません烏養君、せっかくの旅行に彼らまで・・・。」
「いや、偶然町内会のくじで当てちまったからな。春高前の慰安旅行としてだ。」
と、顧問の武田先生とコーチの烏養が話す。
「コーチあざーーっす!!」
日向は、大きく頭を下げた。
「箱根温泉か~。いいな~。」
「俺一度来たかったんだよな~♪」
主将の澤村と副主将の菅原も楽しそうだった。
「でも、あいつらは深刻そうだな・・・。」
と、東峰は集団の後ろを見た。
そこには、地獄に突き落とされたように落胆している西谷と田中・・・。
「何あれ・・。」
と、無気力男子の月島が言う。
「あぁ、あんま気にしなくていいぞ。」
と、澤村が言う。