第38章 妖怪の罠 [天童×月島]
「ふぉおおおお!!!!デカい!!!」
それから数週間、
念願のオレンジコート。春高の全国大会の舞台にやってきた
先輩たちは、念願かなってまだ始まってないのに泣きそうだった
あの日以来、天童さんは僕に何もしてこない
僕の平穏な日々は戻っているように見える
「よぉお前ら、来たか」
「よお!!黒尾」
音駒の人たちが現れた
黒尾さん・・・
「いよいよだな。お互い一回戦勝てばついにゴミ捨て場の決戦だ。負けんじゃねえよ」
「もちろんだ!!!」
全員の目が熱を帯びているように感じた
ライバル同士の赤い炎
あっ、黒尾さんがこっちにくる
「よぉツッキー。久しぶ…っておい」
「……お久しぶりです黒尾さん」
「なっ、なんか雰囲気変わったな……」
「そうですか?……じゃあ今日は覚悟してくださいね」
「……!?」
「あなたの心、バキバキにしてあげますから」
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