第3章 小さな剣と大きな盾 [東峰×西谷]
「旭さん!!着きましたよ!!」
西谷はそう言って、入り口まで走って行った。
ホントに可愛いな~…
なんて、ふわふわついて行った。
その時
ドン!!
誰かにぶつかった。
「す…スミマセン」
俺はすぐ振り返って謝罪した。
しかし、ぶつかった相手が悪く俺はすぐ絡まれた。
「あぁ?おっさん、スミマセンで済むと思ってんのか?」
「痛ってぇ~…腕折れたわ~」
「慰謝料払えよ、おっさん。」
おっさん……。
いや、そんなことより
「じ…じゃあ、すぐに病院に…」
「あぁ!? 慰謝料よこせっつってんだよ!!」
今にも殴りかかりそうになった。
俺は完全にびびってしまった。