第32章 一緒に暮らして気付くこと [黒尾×月島]
月島は、涙を流しながら話し始めた。
月「おととい、僕が買い物に行ったとき・・・見たんです・・・山口が・・・嶋田さ・・・町内会の人と・・・キスしてるとこ・・・」
黒(・・・マジか・・・)
月「山口は、僕と付き合ってるのに・・・なんでって・・・思ってました・・・。でも、山口も嶋田さんも高校の時からサーブの練習を一緒にしてたから・・・僕は・・・山口に・・・何もしてあげれてない・・・だから・・・僕は・・・山口に嫌われても・・・」
黒「・・・蛍」
ギュッ・・・・
黒尾は、おもむろに月島を抱きしめた。
月「黒尾・・・さん?」
黒「・・・蛍はなんにも悪くないと思うぞ。」
月「・・・えっ?」
黒「いやな、俺がどうこう言える立場じゃねえけど・・もし蛍ちゃんが悪かったら山口君謝りに来ないでしょ?」
月「・・・・。」
黒「・・・蛍ちゃん、怒らずにもう一回山口君と話してみたら?」
月「・・・・はい・・・。」
黒「・・・よしよし」
月「・・・やめてください」
黒「えっ・・・今デレ中じゃないの?」
コンコン・・・・
山「ツッキー?入るよ」
と、お風呂上りの山口が部屋に入ってきた。
山「・・・ツッキー、お風呂・・・」
月「山口」
と、月島は急に立ち上がり山口と共に自分の部屋を出て行った。
黒「・・・頑張れよ」
数十分後・・・・・
黒尾は、国見の部屋にいた。
コンコン・・・
黒「んな?」
月「蛍です」
ガチャ・・・
黒「・・・どうした?」
月「黒尾さん、山口と仲直りしました。」
黒「えっ!?早っ!!!!」
月「ということで、今から一波乱起こすのでうるさかったらごめんなさい」
黒「・・・えっ?」
山「あっ・・・アハハ・・・すみません」
黒「ええぇ~・・・・」
月「・・・じゃあ」
黒「おいおいおい・・・・・。」
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