第2章 甘い黒蜜 [黒尾×研磨]
「おいおい、もったいねぇことすんなよ。」
箱を持った手をいつの間にか部屋に入ってていたクロに止められた。
「クロ・・・」
「これ、誰かからもらったのか?」
「・・・違う」
「ん?じゃあなんだ?」
俺は、だんだんイライラしてきて、
「クロには関係ない」
って言ってしまった。
「クロ、帰って」
と、クロの背中を押して部屋から出そうとした。
そしたらクロが、
俺をベッドに押し倒した。
「クロ・・・何?」
「何じゃねえよ。お前、嫉妬してたろ」
「・・・!?」
「ふっ、顔真っ赤だぞ。」
俺は、クロから目を逸らした。
「まぁ、おおかたあのチョコもオレにだろ」
「・・・・!!!!」
というと、クロは箱を開け始めた。
そして、中のチョコをかじった。
「クロ・・・・」
クロは口にチョコを入れたまま、オレにキスしてきた。