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Dye D? 2

第12章 監禁


丸山は、女のパソコンに向かっていた

その様子を、村上は感心しながら見ていた


村上「マル、そんな事出来るなんてなぁ...」

丸山は少し照れた様子で微笑んでいた

そこに横山が入って来た。

横山「何か分かったんか?」


横山の言葉に、丸山は首を振った

丸山「依頼も全てメールだったみたい、
これじゃ感情もないから臭いを辿れないよ....」


丸山の横で
一緒にパソコンに向かう横山に、
渋谷は笑いながら言った


渋谷「何でも出来るはずの俺らが、
現代文明に負けるなんてなぁ」


その言葉に横山の顔色が変わった

その表情を見て、安田が尋ねた。


安田「横ちょ、何か思いついたん?」


その時だった、大倉が部屋に飛び込んで来た


大倉「は来てる?」


みんなは顔を見合わせたが、
ゆっくりと首を振った


横山「一緒に居ったんとちゃうんか?」


その言葉に大倉は悲しそうに俯いた


大倉「彼女にプロポーズしたら、断られて...」


みんなは驚いた顔をした


村上「へっ?雪は断ったんか?」


大倉は辛そうに頷いた。

大倉「...辛くなって、少しだけ彼女と離れて一人になったんだよ、
そして戻って来たら居なくなってて...」


大倉は悲しそうな顔をみんなに向けた。

その時、錦戸がみんなの前で手を上げ、

錦戸「しっ、なんか聞こえんか?」

みんなはその言葉で、耳を澄ました

すると、大倉が一番に部屋を出て走りだした

みんなは、大倉の後に続いた

そして、
残された部屋に突然 黒いフードの女が現れ、
部屋からパソコンを持ち去っていった。
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