第7章 眠り
横山はステンドグラスの部屋へ訪れると、
大倉が、彼女を抱きしめながら眠っていた
横山は、大倉だけを静かに揺り起こす
横山「大倉、少しええか?」
寝惚けた顔で、大倉が目を覚ます
そして、小さく頷く。
横山「お前の昔の彼女は灰になったんか?」
横山の言葉に、大倉は一瞬考えた
そして、ゆっくりと首を振った
横山「そうか...」
横山はそう言うと、眠っているに目をやった
そして、彼女のお腹にも
大倉「横山くん...」
大倉は、不安そうに尋ねた
横山「どなんしたんや?」
横山は優しく聞いた
大倉「僕は、何があっても家族を守る...」
その言葉に、横山は小さく頷いた
横山「おん、分かっとる...、
やから調べとる、お前たちの子供を産む方法を」
その言葉に、大倉は項垂れた
横山は、そんな大倉の頭を、優しく撫でた
横山「お前は、ここでとおれ」
大倉はゆっくりと頷き、彼女を抱きしめ続けた
その様子を見ると、横山はゆっくり立ち上がった
横山「俺らに喧嘩を売ったんやったら、買わなあかんな」
そう言うと、静かに霧となり姿を消した。