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メイドの恋

第1章 失ったモノ



あたしは宮原桜
都内の大学に通う3年生
季節は冬、卒業までもう少し
3年間の大学生活はあたしにとって生きがいの
3年間になった
春になったらあたしは地元にある医療関係の
仕事に就職する
といっても試験は終わったからあとは合格通知が来るのを
待つのみ
資格が取れてよかったと思う
今は親友の麻菜とガールズトークをしている


「桜は春から就職かぁ
ナースだっけ?女子の憧れる職業だよねぇ
長年の夢が叶ってよかったね」
『うん♪子供の頃からの夢だからね
でもまだ合格通知が来てないから受かったか
受かってないか心配だよ
試験難しかったもん』
「とか言って受かるもんですよ、桜さん
私はお母さんと同じ女優になることが夢だから
まずはオーディションに受かることだね」
『麻菜のお母さん、綺麗だよねぇ
麻菜も素敵な女優さんになれるよ♪
頑張ってね』
「桜は優しいなぁ♪あっ、健がきた
じゃ、また明日ね」


麻菜は1年生の彼氏、健クンのところに向かった
いいなぁ…あたしは当分いいかな
今は自由な生活がしたい
羨ましいなと思いつつ家に帰ろうとした時
携帯の着信音が鳴る
電話の相手はお母さんからだった
珍しいなと思いながら電話に出る
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