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声をきかせて。

第2章 2。


あっという間にアンコール。

最近のファンサはすごい。

メンバーが次々とステージから下り、ファンとハイタッチしたりしている。。。

ジヨンは。。。

あちこちステージを移動しては、客席をジーッと見ていた。

ジヨンがこっちにくる!!

私はドキドキしすぎておかしくなりそうだったんだ。

ふと何かを見つけると、ジヨンはそこに腰を下ろした。。。

何か。。。

気のせい??

今。。。

ジヨンが私を見てる??

そんなわけないと思ったけど。。。

確実に目が合ってる気がする。。。

そのときジヨンが言ったんだ。

『み・つ・け・たw』




俺はアンコール、VIP席を見ながら動き回っていた。

(どこにいるんだよ。)

ファンサにキャーキャー言うファンの中、俺は探していたんだ。

あの子を。

そして見つけた。

(いた!)

俺は歌いながらずっとあの子を見つめてた。

(あ。顔赤くなったw)

俺は立ち上がりあの子に向かって言った。

「みつけた」



確実にジヨンが「みつけた」っていったよね??

いったよね??

そのあとの事はもったいないけどあまり記憶に無く

気がつけばLIVEも終わって、私は人の波に押されて会場の外に出ていた。

あ。。トイレいこ。。。

フラフラとトイレに向かい鏡の前で自分の顔を見る。

LIVE会場の暑さからか、ジヨンと目が合った熱さからか

私の顔は真っ赤だった。

私「ヒドい顔。。。。」

私はハンカチを濡らして顔の熱を押さえようとBAGに手を入れた。

私「あ。。。。」

ジヨンにもらったSTAFF PASS。

[待ってる]

ジヨンにそう言われた事もすっかり忘れてしまうくらい舞い上がっていた。

私「行かなきゃ。。。」

軽く化粧を直し、STAFF PASSを首から下げてトイレをでる。
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