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声をきかせて。

第8章 5。


「んん。。。」

私は軽い頭痛に顔をしかめながら目が覚めた。。

「あれ。。。家。。どうやって帰って来たんだろ。。。」

そう言って天井を見つめてると。

ジ「おはよw」

(え?)

声のする方を見るとジヨンがいた。

「え!?。。。えぇーー!?なんで?!」

私はパニクって慌てて起き上がると

「痛った~」

急に起き上がったから頭痛が。。。。

ジ「飲みすぎ。頭痛いんでしょ。昨日VIPで寝ちゃったんだよ。だから俺が送ってきたの」

そういってジヨンは私に水を渡してくれた。

「え?あ。。。ありがと。。。でもなんで。。。」

ジ「送って帰ろうと思ったんだけどさ。。。覚えてないの?ハル。。。俺に抱きついて来て。。。それで俺たち。。。。」

「わーーー!待って!え?」

私は慌てて自分の服を確認した。

ジ「ブハッww」

ジヨンはお腹を抱えて笑い始めた。

「ちょ。。。ジヨン。。。」

ジヨンは笑いながら起き上がって私の方を向いてベッドに座った。

ジ「うそだよバーカw帰ろうとしたら俺の服の掴んできたの。そんで帰れなくてしばらく座ってたんだけど俺もいつの間にか寝ちゃっただけw」

「な。。なんだ。。。もう!ジヨン!!」

私はからかわれてもっていたペットボトルでジヨンの事を叩こうと腕を伸ばした。。。

けどその前にジヨンに腕をつかまれて。

ジ「ごめんてwハルがかわいいからついwごめんな?」

ジヨンに覗き込むように謝られて。

「ジヨンの。。。パボ。。。」

掴まれた腕を振りほどこうとしたけどジヨンは離してくれなくて。。。

ジヨンはそのまま腕を引いて私を抱きしめた。

ゴトン。。。思わず持っていたペットボトルを床に落とす。。。

(え?なに?)

フワっとジヨンの香水の匂いがした。

「ジヨン?」

ジ「昨日。。。なんて言おうとしたの?」

「昨日??」

ジ「一番好きなの誰って聞いたとき」

「それは。。。」

ジ「昨日聞けなかったから。ちゃんと聞かせて?」

ジヨンはやさしく耳元で話す。

ギュッと私を抱きしめて。

「ジ。。ヨン。。。苦し。。」

それでもジヨンは更に私を強く抱きしめた。
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