第6章 俺にくれない?ーJIYONG-
ハルの唇に噛み付くようにキスをする。
「ん。。ふぅっ。。んぁ。。。」
ハルの口から息継ぎをするたびに漏れる吐息。
そのまま首筋に唇を這わせて、タイトスカートの裾に手を伸ばし内モモに手を這わせる。
「あ。。ん。。ジヨ。。」
『ダメとか言わせないよ』
「やっ。。待って。。。」
『待てない』
「だ。。。って。。ここじゃ。。。」
『大丈夫。誰も来ない。』
「そういう。。ん。。問題じゃ。。なくて。。」
『ハル。俺のこと焦らして楽しんでるの?』
俺にキスを求めてきて、気持ち良さそうな声出してるくせに、この先には中々進ませてくれない。
「ちが。。ジヨン。。。家。。近くなの。。」
『は?』
「だから。。。あたしの家。。この近くなんだってば!」
俺の胸を両手でグッと押しながらハルが言う。
「お願い。あんなにびしょ濡れになったあとだし。。。せめてお風呂先に入らせてくれない?」
『は?そんな事?全然気にしないし。ってかもう。。。今すぐ抱きてぇの!』
俺がはっきりそう言うとハルは一瞬ビックリした顔して。。。
そして笑い始めた。
「あははwははwなにそれwははw」
『なに笑って。。てかまじ。。調子狂う。。』
「だって。。。ジヨン。。ははw。。必死なんだもん。。。はははw」
『あ〜もうなんだよ。。。』
女抱くのにこんな苦労したことねぇ。
て言うより抱く気がなくても女が寄ってくるから仕方なく。。。って感じだったのに。。。
俺がため息をついてソファにうなだれていると。。
「ほら。行こう?」
そう言ってハルが俺の両手を掴んだ。
『行くって?どこに』
ムードもなにもなくなってふてくされる俺。
「あたしの家。そしたら。。。」
俺はライダースを持ちハルの手を掴んでカウンターに居たマスターにツケといてと声をかけながら足早に店を出た。
ハルが俺の耳元で。。。
「ジヨンの好きにしていいよ」
なんて言ったからだ。
[あー俺。もう完全にハルにハマってるのかも。。。]
そう思いながらハルの家に向かった。