第6章 俺にくれない?ーJIYONG-
[だから。。。かわいすぎなんだよ。。。]
俺は思わずハルの背中に手を伸ばして。。。
俺に切られて背中の空いてしまったワンピに手をかける。
「やっ。。ちょ。。なに?」
『ごめん。でもハルの髪綺麗だから切りたくなかった』
「あ。。ありがと。。でも。。これじゃ帰れないじゃん。。。とりあえずライダース着れば何とかなるか。。。ひゃっ。。ちょ。。ジヨン!!」
ぶつぶつと話すハルのワンピが両肩まで開いて。。。
そこから見える背中に思わず唇を付けた。
「や。。ジヨン。。」
身をよじって逃げようとするハルのウエストに腕を回して、もう片方の手でワンピを肩まで下げながら背中にキスをする。
『ハル。。』
俺は名前を呼びながら首筋に舌を這わせた。
「んあっ。。やっ。。ジヨン。。だめ。。」
『ダメじゃない』
耳元でそう言ってこれでもかってくらいハルの体を抱きしめた。
「ジヨ。。ン。。。待って。。。」
[そんな可愛い声聞かされてもう待てねぇって。。俺のも。。。もう痛いぐらい反応してる]
ハルの体をぐるっとコチラにむけて、ソファの背もたれに押し付けた。
「あ。。」
潤んだ瞳が俺を欲情させる。
俺はハルの目を見ながらわざとゆっくりと顔を近づける。
『キス。。していい?』
「え。。あ。。。」
『いい?』
わざとギリギリまで近づけて聞く。
『だめ?』
俺ってやっぱSだ。
ハルに言わせたくてしょうがない。
「ジ。。ヨン。。」
『ん?』
ハルが少し顎を上げれば触れてしまう距離。
「いじわる。。。」
『ふっwなにが?俺は許可とらなきゃと思って聞いたんだけど?w』
「もぉ。。」
『わかったわかった。もうしない!』
そう言ってハルの上からどけようとした。
『ん?』
ツンっと前に引っ張られる感じがして下をみると、ハルが俺のTシャツの裾を掴んでた。
『ハルちゃん?どうしたの?w』
「。。。して。。」
『え?』
「ジヨン。キスし。。んっ。。はぁっ。。」
顔を上げて俺を見て言ったハルの目が潤んでて。酒のせいか恥ずかしさからか。。ほんのり赤くなったハルの顔を見たらもう押さえられなかった。