第4章 ーJIYONGー
店から出ると知り合いのサロンに頼んで濡れた髪とメイクを直してもらった。
綺麗にメイクもしてもらった彼女を見て。心臓がドクンってしたのが自分でもわかった。
なんてゆーか。
ほんと綺麗。
行きつけのbarに移動してVIPルームに入る。
とにかく。。。
無性に彼女と二人きりになりたかった。
酒を飲んで、話をして。。。
[つかジードラゴンって呼びすぎだしw]
そこで俺もまだ彼女の名前を聞いてなかった事に初めて気がついた。
[俺。。名前もしらない女に服買ってやったのかw]
自分でもおかしかった。
彼女は「ハル」と名乗った。
ハルに今日何があったのか聞いたけど、答えたくないようだった。
なら。
『今日はとことん付き合ってやる』
なんてカッコ付けたけど。。。
ただ俺が一緒にいたかっただけなのかも。
だってほら。。。
俺の体がハルを欲しがってる。
ジードラゴンだとわかった後も。彼女の態度は変わらなかった。
なんてゆうか。
すげぇ居心地がいい。
そしてなにより。。。
さっき嗅いだ香りをまた嗅ぎたいと思ってる。
『きれいだし。。』
そう言ってハルを見つめるとジッとコッチを見てた。
俺は思わず手を伸ばして綺麗に巻かれた髪に指を絡めた。
一瞬ビクっとしたけど彼女は目を逸らさなかった。
いや。
俺に見つめられて落ちない女なんていないでしょw
俺は髪に絡めた指を彼女の腕をすーっと触りながらおろし、彼女の手を握った。