第2章 始まり
乱太郎「お前たちは!」
きり丸「一年1組の!」
しんべヱ「誰だっけ?」
ズコーッ!!!
…わあ、しんべヱの言葉で全員転んだ…漫画みたいだね。
?「お前らなぁ…!」
伝七「まあまて佐吉、転校生もいることだし、自分たちで自己紹介をすればいいじゃないか。僕は黒門伝七。1組の成績優秀なリーダーだ!」
佐吉「はあ!?何いってるんだよ!リーダーが伝七なわけがないだろ!リーダーは誰よりも優秀なこの俺、任暁左吉だ!」
伝七「お前こそ何をいってるんだ!リーダーは僕だ!」
ギャーギャーワーワー!
…朝もこんなの見たなぁ…デジャブかなぁ。もうほっといていいと思わない?ぼくはすごく思ってる。…あれ、誰かこっちに来てる…?
?「こら!伝七、佐吉!何言い争ってるんだよ!その子に迷惑かかってるだろ!」
?「そうだよ、周りの人にも迷惑かけてるでしょ。でも彦四郎もちょっとうるさいんじゃない?」
?「う、ごめん…」
…真面目そうな子と裏表がありそうな子がきたなぁ。なんか黒木くんと二郭くんに雰囲気が似てる?
?「ごめんね。僕の友達が迷惑かけたみたいで…」
?「あ、ごめん!転校生だよな。転校早々うるさくしちゃってごめんな…」
その二人が話しかけてきた。んーでも別にあっちが勝手に騒いでただけでそんなに困ってなかったしなー。
『大丈夫ですよ。あまり迷惑じゃありませんでしたし、そんなに謝らないでください』
彦四郎「お前いいやつだな…俺は今福彦四郎。こいつらと同じクラスで学級委員長をしてる」
学級委員長か…どうりで真面目そうなわけだ。黒木くんも学級委員長だっけ?…苦労人が多いんだな。
一平「僕は上ノ島一平。彦四郎たちと同じクラスだよ。よろしくね」
『はい、よろしくお願いします。ぼくは白神悠です』
上ノ島くんは笑顔が眩しいなぁ。癒し系なんだな。裏表ありそうだけど。そういえば夢前くんも裏表あったよね…え、もしかして癒し系は裏表あるってこと?…なんて理不尽な世の中なんだ…!