第2章 君の隣
~リランサイド~
「ラビっ、みんなの前であんまり
べたべたしないでよ!
恥ずかしい...!!」
「何でさぁ~?リランってばツンデレ?」
「恥ずかしいって言ってるでしょ!」
食堂で、周りからの温かい視線に
耐えきれず小声で叫ぶが、
ラビは意にも介さない。
必死に肘で押し退け、
とりあえずは安堵した。
ラビが焼肉にかぶり付きはじめたからだ。
ふう、と息をついてスープを飲む。
― 今日の予定は.....
頭に予定表を広げた。
ご飯を食べた後、まずはイノセンスの復活に挑戦。
16時にはアレンと方舟で待ち合わせ。
その後時間があったらまたイノセンス。
19時からは司令室でコムイさんと
ルベリエ長官とで話し合い。
話し合いで何を話すかというと、
歌姫の力についてである。
特に進展はないのだから、多分すぐ終わるだろう。