第8章 2-第四話
「只今帰りました~」
「お邪魔しまーす」
「姫様、いらっしゃいませ」
「華ちゃんお帰り。」
悠君以外返事なしか←怒ってる。一応。
「只今…」
「どうしたの、何か悩み事?」
「あぁ、うん。でも大丈夫だよ。姫様の方が大変そうだし。」
「え?姫様、ご相談に乗りますよ?」
「ありがとう、伯耆君。えっと…友達に彼氏が出来たことがバレちゃって、写真見せてって言われたんだけど匡の写真見せる訳にもいかなくて…というわけで誰か匡の代わりに写真撮らせてもらえないかな…?匡には秘密で。」
「彼氏役やて!」
「誰がいいでしょうね。」
「私やりたいですけど…バレたら一番ヤバいですよね…」
「そうだな。華はやめたほうがいいんじゃないか。」
どうして華ちゃんの男装の話がさも普通の事かのように入ったんだ。
「オレやったら年もちょーどええんちゃう」前鬼;二〇歳
「こんなガラ悪い彼氏、姫が可哀想だろ。」豊前;二六歳
「…伯耆がいいんじゃないか。」相模;二四歳
「僕?でも僕、姫様より年下だよ?」伯耆;十五歳
「関係ないだろう」
伯耆君と相模さん…仲良いな。伯耆君、敬語使ってない…華ちゃんとは年が近いからだだろうけど。