• テキストサイズ

白い翼

第8章 2-第四話


「えっ…」

「郷の人達に結構嫌われてた時期もあったよ。」

こっちは親が殺されてるのに、私達を責めるなんておかしい。もし、私たちが裏切っても文句言えないよね。

「今は表に滅多に出ないから落ち着いてるけど…たぶん郷の人、私が決起なこと…っていうか『決起』っていう役職すら知らないと思う。知ったら『こんな奴に姫様任せられるかー!』って言うんじゃない?」

「そんな…ひどいよ華ちゃんにはなんの罪も無いのに…」

もういいんだ。慣れたし、それなりに仲間も居る。何より現当主が見方だし。

「ありがと、実沙緒ちゃん。」

喋っている内に実沙緒ちゃんの家の前に着いてしまった。

「今日はいつ来る?」

「あー…すぐ行く。」

「じゃあここで待ってるね。」

「えっいいよ、そんなの。」

「だーめ、いつ狙われるかわかんないから。」

「ありがとう。」
/ 57ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp