第8章 2-第四話
「マナ、蘭、おはよ~!マナ聞いて、実沙緒に彼氏できたのマナの推測じゃなかった!ガチだった!」
さっきの『グループ全員彼氏持ち』って推測だったのか。
「やっぱり~。実沙緒分かりやすいもんね。」
「マナちゃんも知ってたの~?」
「当然じゃん。ねぇ実沙緒、彼氏の写真無いの?」
わぁ~もれなくピーンチ(笑)ここはあえて、助けない。面白そうだし。
「なっ、ないよ。」
「じゃあ撮ってきてよ。近いうち絶対見せてよね。」
やっぱり面白いことになったなぁ~。どうするんだろ、姫様。
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「ねぇ、蘭ちゃん。どうしよう。」
「知らないよ~、そんなこと。対策を考えるのは実沙緒ちゃんだからね。」
「え~助けてよ~。ていうかなんか楽しそうだし。あ~どうしよう…」
フラフラしていて危ない。そのうち誰かにぶつかりかねない。
ドンッ
あ~案の定。てかヤバそうなおっさんじゃん。こういう時は!
「いてーなネエチャン!」
「スンマセン。」
さらにガチでヤバそうな兄ちゃんに変身だ!
「あっ、オジサンこそごめんよー。」