第8章 2-第四話
「実沙緒ちゃんおはよ。…髪どうしたの?」
昨日私が切ったはずの髪が前と同じくらいまで伸びていた。
「エクステ付けてきたんだ。」
短いのも似合っていたのに。
「私が切ったの気に入らなかったんだね…」
ちょっと変なこと言ってみるか。
「ううん。短い髪見るたび匡が切ない顔するからさ…」
リア充爆発しろ…
「え、華ちゃん!?」
「何?」
「リア充爆発しろって…」
「声に出てた?あら~まぁ非リアの一人ごとだから気にしないで☆」
まさか声に出てしまったとは。不覚。彼氏が欲しいです…誰でも良いわけじゃないんだけどなぁ。あぁ~青春したーい!
「華ちゃん?」
「あ、また声に出てた!?」