第7章 2-第三章
「実沙緒ちゃん今日、来る?」
「あ、行く~。」
「じゃあ待ってるね。」
実は今日から姫様と同じ学校に通っている。
「ありがと!すぐ来るね。」
家に帰ったら何をしよう。ていうか学校の授業が暇すぎてたまらなかった。周りからは質問攻めだし、委員会入れられたし、疲れた。
「お待たせ~」
「早っ」
五分足らずで家から出てきた。
「まあいいや…」
門を開けて敷地内に入った瞬間、私は気を失った。
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「ん…あれ?」
どうしたんだろう。此処がどこかわからない。
「華!やっと起きた…大丈夫か?」
普段どうりのお屋敷だった。
「あれ…なんで私寝てたんですか…前鬼さん?」